- 生産体制について
- 培養設備
- 安定供給のために
- 環境負荷低減の取り組み
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各生産拠点の概要
各生産拠点の概要
本社
京都・洛西にある本社の敷地内には、庭木の緑や季節の花々が彩り、いつも心安らぐ雰囲気が漂っています。ここでは、1947年の創立以来、数多くのユニークなヘルスケア製品が産み出されてきました。本社は、経営戦略の中枢であり、医薬品、化粧品、食品などの企画開発や製品の安全と安心を保証する信頼性保証業務が行われています。
また学術営業の拠点でもあり、営業スタッフは、ここから全国各地の薬局を訪問し、自社ブランドである「若甦」シリーズなどの学術情報の提供と営業活動を進め、皆様に長く愛される製品をお届けしています。
綾部工場(菌製剤・固形剤生産)
綾部工場では最新鋭の菌培養・製剤設備をそなえ、私たちが保有するオリジナル生菌である乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸菌などの有用微生物を培養し、凍結乾燥などの工程を経て整腸薬など高品質の菌製剤を市場へ送りだしています。また、かぜ薬、ビタミン剤などを、錠剤やカプセル剤、顆粒などのさまざまな剤型にした内服固形剤の生産も行っています。
2015年秋には医療用医薬品・カルシウム剤「デノタス」の安定供給をめざして新しい製剤棟が完成。自動倉庫や無人搬送機、自動秤量システムといった最新設備を導入し、省人化による生産効率の向上はもちろんのこと、すべての生産工程でヒトの関与を極力排除することによって医薬品としての品質をさらに高めました。この新製剤棟には私たちが描く100億円企業へのリード役としても大きな期待が寄せられています。
長田野工場(液剤生産)
長田野工場は私たちの主力製品である薬用人参製剤「若甦」内服液を中心に、薬用酒やシロップ剤などの液剤医薬品を生産しています。「若甦」シリーズを代表する「若甦内服液G」では、キャップからビン全体を包むシュリンクラベル包装を独自に開発して衛生面と開封性を両立させるなど、発売時から変わることなく患者さまを思い、高い品質を維持しています。
また、生薬を扱う薬用酒においては微生物を含めた各種受入検査を厳密に行うとともに、原料の仕込みから熟成まで約1カ月を要する中で丁寧なものづくりを忘れず、江戸時代からの伝統薬を守り続けています。そこにあるのは「豊かな人間力で高品質の医薬品をつくる」という工場設立以来の哲学、薬師人(くすしびと)としての理想の追求にほかなりません。